『月経リズム』で身体を整えるとは?

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『月経リズム』の波

リズムは安心の象徴です。

例えば、今、急に『呼吸のリズム』が乱れたら…どうでしょう?少し不安になりますよね。
『心臓のリズム』が不規則になったら…命の危険も感じてしまいます。
短いリズムの乱れは身体の異変と直結しています。

長期的なリズムはどうでしょう?
夜が明けても、朝が来るか、わからなかったら…。
冬のあとに、暖かい春が来るか、わからなかったら…。やっぱり不安ですよね。

心臓も呼吸も規則正しくリズムを刻む。夜の次は、必ず朝が来る。冬が明けると春がくる。
規則的で安定したリズムは「安心の象徴」なのです。

…では『月経リズム』はどうでしょう?
『月経リズム』が乱れていても、やりすごしてしまっていませんか?

『月経リズム』の波があるのは自然なこと。

『月経リズム』の中で、身体は「波」のように大きくゆらぎ、変化しています。
これはとても自然なことです。
この身体のリズムを無視せず、寄り添って生活すると、調子よく過ごすことができるのです。

でも、現代は身体を優先することがとても難しい時代です。
社会的なストレスや、自然のリズムから逸脱した生活が重なると、身体はとたんに悲鳴をあげ始めます。
身体の不調は「最近、自然のリズムから離れた生活してない?」という身体からのメッセージなのです。

身体の整え方

『月経リズム』に寄り添うと身体は整います。

このサイトでは、『月経リズム』で身体を整えるライフスタイルを提案します。
お伝えしたいことは『月経リズム』の波にさからわず、寄り添って生活すると、体調が調いますよ」ということです。

リズムを整える

『月経リズム』に寄り添う。

『月経リズム』ごとに変化する身体の状態にふさわしいケアをします。

身体を整える

『身体の弾力』を育む。

身体の緊張をほどき『骨盤の開閉リズム』の回復を目指します。

心を整える。

心に身体から働きかける。

心も身体のリズムです。言葉だけでなく、身体から心の問題にアプローチします。

①『月経リズム』に寄り添う。

最初の方針は「『月経リズム』に寄り添う」です。
このメソッドでは『月経リズム』を3つの期間に分けています。
(A)月経期(げっけいき)、(B)卵胞期(らんぽうき)、(C)黄体期(おうたいき)です。

この3つのリズムが、約28日の周期で繰り返され、女性ホルモンや体温が上下したり、卵巣や子宮の中で変化が起きたりしています。(実際には25〜38日など個人差があります)

この身体の変化を理解し、暮らしのリズムを整え、身体の状態に適したケアをすることがこのメソッドの目的です。
ゆるめる。目覚める。巡らせる。
この方針に基づいて自然療法で手当てをしていきましょう。

《A月経期
(生理中)

生まれ変わりの時期

生理で身体に大きな負担がかかる。身体がゆるみ、ぼーっとする時期。
《骨盤:開いている》

だから…

ゆるめる

月経期は…
しっかり休み、リラックス。ストレスや緊張を避けて、ゆるゆる&のんびり過ごすことが大切です。

《B卵胞期
(生理後〜排卵) 

最も調子が良い時期

エストロゲンの恩恵を受ける。愛情いっぱいでキラキラ過ごせる時期。
《骨盤:閉じていく》

だから…

目覚める。

卵胞期は…
引き締めを意識し、アクティブに過ごす。
シャキッと活動した方が身体が心地よいです。

C》黄体期
(排卵〜生理前)

溜め込む時期

女性ホルモンの変動でバランスを崩しがち。内側を守ろうと溜め込む時期。
《骨盤:開いていく》

だから…

巡らせる。

黄体期は…
循環をよくして排泄を促す(妊娠の場合以外)。
心のバランスも心がけましょう。


②『身体の弾力』を育む。

2つの目の目的は、『弾力のある身体づくり』です。
女性の骨盤は、『月経リズム』に応じて開閉しています。
(A)月経期は開き、(B)卵胞期は閉じていき、(C)黄体期は開いていくのです。
骨盤だけではなく、頭蓋骨も連動して開閉しています。

ところが、現代の女性は、社会的ストレスやスマホの普及により、身体がこわばり、上手に開閉できない方が増えています。
そこで、『骨盤の開閉リズム』を取り戻すために『弾力のある身体づくり』をするのです。

骨盤は締めるだけでも、ゆるみきってもよくありません。
『月経リズム』に連動して開いたり閉じたりできることが大切です。

28日周期の場合

心の問題に、身体からアプローチする。

『月経リズム』の身体の変化に影響を受けて、メンタルも浮き沈みします。
理由もなく不機嫌になるのも、調子が良いのも、女性ホルモンなど身体の影響が大きいのです。
逆に言うと、身体を心地よくしてあげれば、心も心地よくなるのです。

このメソッドでは、心の問題にも身体からアプローチします。
特に人間の本能的な感覚「触覚」「嗅覚」「味覚」の3つの感覚への働きかけが大切です。
身体の機嫌を良くすると、心も自然と機嫌が良くなってくるのです。

まとめ:私たちはリズムの集合体です。

以上、ざっくりですが、リズミカルボディセラピーの方針をご紹介しました。

私たちは、リズムの集合体です。
このメソッドは、狭義には『月経リズム』に焦点を当てていますが、広義には身体のリズム全体が対象です。
心臓のリズム、呼吸のリズム、睡眠と目覚めのリズム、四季のリズム、肌のターンオーバーのリズム、一生のリズムなど、さまざまなリズムが宿っています。
これらは地球の自転、太陽の公転、月のリズムなど、宇宙のリズムの影響も受けているのです。

体調が悪いとき、大切なのは「医療の力」を借りることです。
でもそこまで悪くなる前に自分で手当てができると良いですね

治療や診断は医療の領域です。
でも、治療以外の領域は、自然療法も得意分野なのです。病気にならないための「予防」や、快方に向かう「予後」の領域、特にストレスケアは大変有効です。
しかも、自然療法は心地よい、好き、楽といった肯定的な感覚にあふれています。

このメソッドを通じて、幸福な体験を積み重ねて、幸福な身体を手に入れてください。
可能であれば、ぜひリズミカルボディセラピストから施術を受けてみてください。
『月経リズム』の伴走者として、「身体づくり」の助けになってくれると思います。
習慣になる頃には、きっと身体も快適になっていると思います。

月経期・卵胞期・黄体期

以下の記事では、『月経リズム』についてもう少し具体的に解説をしています。もしよかったらご覧ください。

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