リズミカルボディセラピーとは

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リズミカルボディセラピーとは

『月経リズム』を利用して身体を整える

リズミカルボディセラピーとは『月経リズム』で身体を整える、自然療法メソッドです。
『月経リズム』を月経期、卵胞期、黄体期の3つの期間に分けて、自然療法で身体をケアします。
現在は僧侶で治療家・自然療法家の宮川明子先生が、野口整体、シュタイナー教育、アロマテラピーなどの植物療法を思想的背景に提唱されました。

3つの期間で大きく変化する身体

女性は、この3つのリズムごとに日々、劇的に変化しています。
女性ホルモンの分泌が大きく増減し、基礎体温が上下し、感情も揺れ、骨盤も開閉します。
生理前に訳もなく憂鬱になったり、生理中に眠くなったりやる気がなくなったりしがちです。
これは、あなたの性格のせいではなく、身体のせい、ホルモンのせいです。
いわば、とても自然なことなのです。

月経リズムはデメリットではなくメリットです。

リズミカルボディセラピーは『月経リズム』に寄り添ったライフスタイルを取り戻し、自然療法で身体をケアしていきます。
女性は女性ホルモンに守られています。
『月経リズム』はデメリットではなく、メリットです。
なぜなら、月経リズムにあわせ て生活習慣を少し変えることで、身体を整えることができるからです。
『月経リズム』に寄り添ってきちんとケアしてあげることで、身体は自然と整ってきます。
これを使わない手はありません。

自分の身体を理解し、自分で「手当て」する。

まずは『月経リズム』ごとの身体の理解を深めましょう。
そして、その時期にふさわしいケアをしてあげましょう。
身体のケアには、自然療法が大変、役に立ちます。
自然療法は、アロマテラピーやハーブ、マッサージやボディワーク、メディテーションなど、どれも気持ちよく、心地よいことばかり。
習慣になれば「そういえば最近調子がいいな」と、いつのまにか、身体が自由になっていきます。
身体が楽になると、心も楽になります。
そして、きっと、自分の身体が好きになってくると思いますよ。

リズミカルボディセラピーの提唱者

宮川明子先生(僧侶)

リズミカルボディセラピーは現在は僧侶の宮川明子先生が提唱されました。
宮川明子先生は、児童心理学を専攻後、東京都中野区で野口整体を軸にした鍼灸治療院での治療や母乳ケアを行なってきました。
治療室に併設する形で、『松が丘助産院』での自然出産、自然療法学校マザーズオフィスでの教育活動、自然療法サロンでのトリートメント、占星術リーディングなどを実践する複合施設を設立し、女性の身体のケアを行なってきました。
30年以上の臨床経験を経て、現在はスリランカで出家し、瞑想を中心に活動されています。

リズミカルボディセラピーは、何千人(何万人?)ともいえる女性をケアしてきた宮川明子先生の集大成でもあります。
自然療法学校マザーズオフィスで規定のカリキュラムを修了した「リズミカルボディセラピスト」の認定者も輩出されました。
また、日本でアロマテラピーを臨床的に実践された第一人者であり、公益社団法人日本アロマ環境協会や、学校法人シュタイナー学校、一般社団法人ドゥーラ協会などの団体の設立にも携わってきました。

宮川明子先生より「リズミカルボディセラピーとは」

私は、女性の心身の不調の70%くらいは、リズムトラブルだと思っています。

私たちは「リズムの集合体」です。
月経のリズム、眠りと目覚めのリズム、骨盤の可動リズム、ホルモン分泌のリズム、出産のリズム、自律神経のリズム、新陳代謝のリズム、呼吸のリズム、心臓のリズムなど・・・。
これらのリズムは「宇宙のリズムの一要素」として動いています。

月経や肌の代謝リズムは月のリズムと同じ28日周期に近く、眠りと目覚めのリズムは地球の自転リズムに連動しています。
四季のリズムは地球の公転リズムで、出産も満月と新月の前後に出産件数が増えるなど、太陽と月と地球のリズムの影響を受けています。

ルドルフ・シュタイナーは子どもに最初に教えることは呼吸のリズムと述べています。
人類の誕生以来、人間は、太陽とともに 目覚め、星とともに眠る生活を営み、季節ごとの「自然の恵み」をいただき、自然のリズムに身を委ね、宇宙のリズムとともに ありました。
ところが、このたった何十年かに、生活の24時間化、社会的ストレス環境などにより、人間本来のリズムが乱されてきました。
月経前におとずれるPMSや肌の不調、月経不順や不妊、肥満、冷え、不眠など、女性特有の不調は、「自然のリズムから離れ た生活をしていない?」という身体からのメッセージ。
これらのいわば『現代病』は、人類始まって以来のライフスタイルの劇 的な変化についていけない「身体からのメッセージ」ともいえます。

でもだいじょうぶ。
女性には月経リズムがあります。これはデメリットではなくメリットです。
なぜなら、月経リズムにあわせ て生活習慣を少し変えることで、身体を整えることができるからです。
女性ホルモンのリズム、基礎体温のリズム、眠りと目覚めのリズム、骨盤の開閉のリズムなど、私たちに宿る「身体のリズム」 は、「自然のリズム」とともにあります。
私達の身体は、自然のリズムの一部として活動しているのです。自然のリズムに寄り添った生活をして、身体をメンテナンスし て『身体の弾力』を育みましょう。
自然と、身体は整ってきて、自分が自分と一致しているという感覚を得ることができるでしょう。

知ってほしいのは「身体が楽だと、心もこんなに楽なんだ」ということ。
大丈夫。日々ケアしてあげれば、身体はキチンと応えてくれます。

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